妊娠中に読んだ本の紹介~Dr.友利の美人科へようこそ 著:友利新~
今回の紹介本は
実は、こういう『芸能人』という感じの人が書いた本って、薄っぺらい感じがして、あまり好みではありません。
特に、出産についてなどは余計にそんな感じがするんだろうな~と思って、読むつもりはほとんどありませんでした
じゃあ、なぜ読んでみたかって…
*単純に図書館にあったから
*楽天やAmazonでのプレビューもそんなに悪くなかったから
*芸能人とは言っても、お医者さんだから少しはタメになる情報があるかもと思ったから
という適当な理由。
そんな感じで読み始めた、友利新さんの本。
参考になる部分が沢山ありました。
この本のスタイルは、質問に対して答えて行くというようなものです。
新さん自身も、最初の部分で述べていますが、お医者さんと言えど、新さんの専門は産婦人科ではありません。そのため、答えに関しては、医療関係の人の視点で書かれているものよりも、一人の妊婦さんとしての新さんの経験に基づいて書いている所も多数あります。
そして、そんな新さんの経験談を読んで私が思った事は、新さんはお医者さんではありますが、やっぱり沖縄の血が流れている影響か?!出産に対しても、「なんくるないさぁ~」の精神が結構あるなという事。
勝手な偏見ではありますが、女医さんというとなんだか潔癖というか、妊娠についても「私とは違うな」と思う点も結構あるのかなと思っていましたが、そうでもありませんでした。
むしろ、この本のおかげで、新さんへの親近感が湧いたくらい
少しでも興味の湧いた方は、是非手に取ってみてください
ちなみに…
色々な本を読んで勉強してからこの本を手に取ったり
この本に知識取得を求めて手に取った方にとっては
「期待していた内容ではない」
と、思う方がもしかしたらいるかもしれないので、一言付け加えておくと・・・
「医者の書いた本だから」
と、妊娠に関する情報取得などを求めて、あまり期待して読むことはオススメしません。
1人の妊娠経験者の、体験談的な感覚でサラッと読んだ方がいいかと思います。
・・・・・・なんて、偉そうなことを述べてきましたが。
私が読んだきっかけが、やはり「芸能人」の書いた本はあまり という所からのスタートだったので、思ったよりも良かったという感想になったのだと思うのです。だから、あえてこのような偉そうなことを述べておきました。
ということで、今回も備忘録のために、参考になった部分などをネタバレですが載せておきたいと思います
*エアコンは赤ちゃんに影響がありますか?
赤ちゃんにとって快適な室温は、夏場なら28度前後です。冬場は暖房の設定温度を20度前後にして室温を20~23度に保ち、乾燥しないようにしてください。湿度は50~60%が適切です。
*入院準備持ちものリスト
・フェイスタオル
お産のときに汗をぬぐったり
・骨盤ベルト
骨盤がいちばん歪んでいる出産後、すぐに装着
・歯磨きシート
通常の歯磨きがむずかしいときに
・汗拭きシート
出産直後はお風呂に入れないので
・ゼリー飲料
食事ができないときの栄養補給
・前開きのパジャマ・授乳用下着キャミソール
必要なときに素早く授乳できるように
・産褥ショーツ・産褥パッド
入院中、産院でもらえるところも
・ベビーダイアリー
出産したその日から授乳などの記録をするため
・母乳パッド
・ガウンorバスローブ
パッと羽織れるものがあると、シャワーや授乳に便利
・メディキュット・むくみ防止靴下
産後はびっくりするくらいむくみます!
・授乳枕
円座とともに、産院でよういしてくれるところも
・お見舞いに来てくれた人へのプチギフト
・お客さん用の紙コップ
★この本で、amiが一番参考になったなと思った部分は・・・
『産婦人科医:宋 美玄 × 友利 新 マタニティ対談』
この部分は、医者ならではの立場から自分達の出産の経験を語っています。
*無痛でも自然でも和痛でもいい、大事なのは選択できる環境。
*妊娠・出産情報はカオス
他人事。妊娠前の人に情報を伝えることってぜんぜんできないの。
*妊娠前から産婦人科へ
どの時代にもいい薬があるわけじゃないから、常に新しい情報を得ることが、病気も不妊も改善につながる。
*薬のリスクとベネフィット
医療従事者でもリスクとベネフィットを天秤にかけられないってことだね。薬を飲んで万が一なにかあったらこわいと思っているんだよね。でも飲まなかったときのリスクを考えていない。それに、放射線もそうだけど、リスクを判断するときに量の大小を考えに入れられない人もけっこう多いよね。
*最後は自分で決めること
医者は絶対にだいじょうぶですとは言えないんですよね。……産科は特に、絶対にだいじょうぶって絶対に言わない科ですよね。
順調な人でも1分後に何が起こるかわからないのが妊娠やからな。
主治医の先生ってよきアドバイザーであって、神様じゃない。私をジャッジする人でもない。
自分の体のことは自分が責任を持つように、産まれてくる子の責任は私が持たないといけない。
体のメカニズムを知ってほしいですね。積極的に正しい情報を集めて自分で判断することが、子どものことを考えることになる。情報に振りまわされるのではなく、まずは正しい情報を集めてほしいですね。
*出生前診断を受けるケース
出生前診断も自分から聞かないと、説明されないんですよね。
医者に説明する義務はないからね。聞かれたら説明するけど。
何が検査できるか知りたかったら、自分から情報を集めるなり、医者に聞くなりしないとわからないってことですよね。妊娠ひとりじゃなく、夫婦で情報を共有して、価値観をすり合わせたりすることも大事。
何も病気がないからといって優秀な子が産まれることが約束されるわけじゃない。
*みんなに知ってほしいこと
妊娠はコントロールできないってこと。
今までだったら自分のがんばりでどうにかなったことも、妊娠だけはがんばりようがないですからね。
子どもだって授かった子を産むしかないし、若くったって障害のリスクがないわけじゃない。そこ含めてどんな子が出てくるのかなって思えたらいいよね。
アンコントロールな世界を楽しむのは、なかなかむずかしいけど、これは子育てにもつながることですよね。
完璧を目指してコントロールしようと思わずに、リラックスして妊娠生活をエンジョイしてほしいな。
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今回も、なんだかんだ沢山載せてしまいました
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました